• viber
  • Facebook
  • Twitter
  • Instagram
  • YouTube

2017/12/23(土)

チーム

バモス 若鷲!【メキシコウインターリーグ現地レポート第6回】バットボーイの仕事に関して

オラ!(スペイン語で「こんにちは」)今回は閑話休題。

同じ野球でも国が変わると随所にこれは日本ではありえないな!ということが見受けられます。それは試合中に飛び出すプレーだけでなくチームという組織のあり方、練習メニューや練習時間、選手同士の関係性、日々のオペレーションなど様々です。日本の方が合理的だなと思うこともあれば、当然その逆もあります。

日々おもしろい発見があるわけですが、とあるホームゲームの日にホームチームの練習が終わり、ビジター練習中にこんな光景が。

この人達はいい歳をしておりますがバットボーイ達です。ラテンの国々には各チーム複数名のバットボーイがリーグに正式に登録されております。文字通り試合中にバットを拾ったり審判にボールを届けたりしています。

しかし!海外のバットボーイはそれだけに留まらず、クラブハウスの掃除から始まり、選手の用具手配(日本でいうと用具担当のような業務)だけでなく、毎日の試合後のユニフォームの洗濯、選手全員のスパイクやヘルメットをピカピカにしてくれます。
遠征先に行く際には選手の個人道具からチームの道具をバスに積み込んだり、降ろしてロッカーに運んだりもします。おおよそ毎日試合がある中で考えられうる雑務を全て請け負う、スーパー縁の下の力持ちです。メキシコでは殿堂入りしたレジェンド級のバットボーイもいるほどチームには欠かせない存在達です。

そんなバットボーイ達が不思議な行動をしているので何をしているのか観察してみることにしました。

これはローリングス社のリーグ公認試合球です。しっかり会社のロゴだけでなくリーグのロゴも入ってます。

これを手にとって

何かに泥をつけたものに擦り付けています。なんだろう?と思って手にとって見ると

グレープフルーツ!!!

そしてそのグレープフルーツの果汁で湿らせた泥をボールに擦り込むように写真目線でこねくり回すバットボーイの「デリック」さん。

こんな風にうっすらと泥というか土がボールの表面の革に馴染んだら、出来上がりのようです。

出来上がったボールをバケツの中に次々に投げ込んでいきます。これが実際に試合で使用されるのですね。そうなんです!メキシコだけなくラテンの野球界では審判からピッチャーに投げられているのは(グレープフルーツでない場合もありますが)、このように泥と土にある程度なじませた状態の球だったんです!

日本の感覚だとこの方が滑りそうな気がしますが、海外のまっさらな状態のボールの革はかなりツルツルしているのでこの方が投げやすいのですね。とは言え実際にこのまま投げるピッチャーはほぼおらず、汗でしっとりさせたりロージン(日本とは違い靴下に入っている)でなじませたり、人によって様々な方法で投げているみたいです。

ボールはほんの一例に過ぎませんが、フェルナンド選手もメキシコで何かを見つけ来年に繋げてくれるはずですね。

外は寒くありませんが、球場にはサンタさんも出現。

メリークリスマス フロム メキシコ!!

バックナンバー