本日はお足元が悪い中、お集まりいただきありがとうございます。ゼラス・ウィーラー選手の入団会見を行います。ウィーラー選手は、昨年ニューヨークヤンキースでメジャーデビューを果たし、内野・外野どこでも守れるユーティリティプレイヤーです。また。バッティングは広角に打てることが最大の特徴です。そのような選手と契約でき、とても光栄に思います。
記者:ウィーラー選手からご挨拶です。
ウィーラー:初めまして、ゼラス・ウィーラーと申します。アメリカのアラバマ州出身です。日本・仙台に来れて嬉しく思います。どうぞよろしくお願いします。
記者:雪に歓迎される初日になりましたが、仙台の第一印象を教えてください。
ウィーラー:アラバマ州(アメリカ南部)から来たので、このような大雪は生まれて初めてです。マンションからの景色が良く、何枚も写真を撮り、家族にも送りました。雪も新しい経験なので、非常に楽しめています。
記者:日本でプレーする決断に至った理由を教えてください。
ウィーラー:とにかく野球がしたいという思いがあり、アメリカ国内だけではなく、海外であろうが日本であろうが野球というスポーツは変わらないという考えで決断をしました。こだわりはありません。また、このチームに温かく受け入れられたことも決断の理由です。この決断に納得してますし、今はとても幸せな気持ちです。
記者:昨年ニューヨークヤンキースにはイチロー選手や田中選手が在籍していたと思いますが、日本人選手から影響を受けましたか?
ウィーラー:イチロー選手、田中選手とはチームメイトとしてだけでなく友人としても良い関係でした。特に、イチロー選手からは日本はいいところであるとアドバイスを受け、今回の決断に少し影響を与えたと思います。また、田中選手はいつも笑顔でいることが印象に残っていますし、若いですが完成された真のプロフェッショナルだと思います。彼らから影響を受けて日本に来たことは感謝したいです。
記者:日本のピッチャーの印象を教えてください。
ウィーラー:まず、日本の野球は細部まできめ細かい印象があります。自分も日本の野球のような進塁打、右打ち、バントなど情熱の感じるプレーをしたいです。ピッチャーに関しては、アメリカほど球は速くないですが、配給が良いと思います。引っ張るバッティングではなく、センター返しや右打ちを意識したいと思います。
記者:バッティングスタイルを教えてください。
ウィーラー:センター返しや右中間へしっかり打つのが私の特徴です。インコースは体の反応で対応したいです。スタイルを変えるつもりはありません。毎打席、プランを持って打席に立ちたいです。
記者:ユーティリティプレイヤーだと思いますが、これまで守ったことのあるポジションを教えてください。
ウィーラー:メインはサード、ショートやサードを守ったことがあります。また、内野だけではなく外野のライトやレフトも守ったことがあります。守備の力でここまで来ることが出来たので、守備の意識は高く持っていますし、自分の誇れるポイントだと思っています。野球は守備で勝つものだと信じていますので、守備を大切にし、練習を重ねチームに貢献したいです。
記者:エネルギーを全面に出すタイプの選手だと思いますが、自分ではどう思いますか?
ウィーラー:その通りです。まずは、チームメイトからの信頼を得て、チームメイトを信頼したいと思います。エネルギーを出して、熱く・元気よくプレーをすることが信頼に繋がると思いますし、オフザフィールド(野球以外)でも信頼したいです。そして、忠誠を誓うことが良い結果をチームにもたらすと思います。
記者:チームメイトやファンの方々に何と呼ばれたいですか?
ウィーラー:数々のニックネームがありますが、まずはファーストネームの頭文字の「ジィー(Z)」と呼ばれたいです。シーズンが始まると、チームメイトに変なあだなを付けられると思うので楽しみです。