2015/10/13 (火)
チーム

与田コーチ・池山コーチ 就任会見

与田コーチ・池山コーチ 就任会見

来シーズンから東北楽天ゴールデンイーグルスのコーチに就任いただく与田剛コーチ・池山隆寛コーチの就任会見を行いましたので、その一部をお伝えします。

なお、背番号は与田コーチが「92」番、池山コーチが「88」番となります。

新任コーチに関して

■星野仙一 取締役副会長 コメント

星野仙一 取締役副会長

この度、この両名を投手コーチ、打撃コーチとして選ばせていただきました。まずは、投打というものをどんどん、どんどん成長させてもらいたいということで、彼ら二人に杜の都に来ていただいたということです。

私がああだこうだと詳しい説明は必要ないと思いますし、もうピッチャー、バッターは彼らに任せれば、必ずや若者がどんどん出てくるだろうと期待しております。あまりプレッシャーをかけるつもりはありませんが、選手とコミュニケーションを取ってもらって、優しくて厳しい指導をしてもらえればと思っています。

■与田コーチ・池山コーチ 就任会見

与田コーチ・池山コーチ 就任会見

与田コーチ・池山コーチ 就任会見

与田コーチ・池山コーチ 就任会見

与田コーチ・池山コーチ 就任会見

与田:皆さん、こんにちは。15年ぶりにユニフォームを着させていただくことになりました。もちろんプロ野球の指導者として、初めて経験をさせていただきます。多くの方にご縁をいただいて、野球に携われるチャンスをいただきました。結果を残すために、最大限の準備をして取り組んでいきたいと思います。ぜひ、よろしくお願いします。

池山:皆さん、こんにちは。この度、ヤクルトから楽天のコーチを任命されました池山です。楽天は前回4年ほどお世話になり、今回どうしても力を貸してくれということで、何とか強い楽天を取り戻すために、知恵を絞って頑張っていきたいと思います。どうぞ、宜しくお願いします。

記者:コーチを引き受けた理由と、改めて就任にあたってどんなお気持ちですか。

与田:野球人としてもう一度、ユニフォームを着たいという憧れは持っていました。そういった意味で、タイミングよく、熱意を持ったお誘いをいただいたものですから、『私でよければ、ぜひお手伝いさせていただきたい』という思いが強かったです。私の新しい挑戦ですかね。そういったことを強く感じました。

池山:ヤクルトにいましたが、『どうしても力を貸してくれないか』ということで、自分の力をもう一回試せるんじゃないか、また頑張れる機会があるのではということで引き受けました。当時とは環境も選手も変わっていますし、どうなるか分かりませんが、早く新しい環境に慣れて、2年前には日本一になっていますから、本当に力がないのか? それとも埃や錆がついているのか? そこら辺をよく把握して、また強いチームを作って、いい選手を出していきたいと思います。

記者:与田コーチにお伺いします。楽天投手陣の印象、評価と課題についてお聞かせください。

与田:この2年間の成績を見ても分かるように、結果が残せない理由が必ずあるという印象は持っています。先発投手であれば、長いイニングを投げることができなかったり、リリーフ投手としても、大事なところでの勝負球が甘くなってしまったり、いま私がお仕事させていただいている立場(解説者)としても、そのような目では見ていました。ただ全くいいボールが投げられない訳ではなくて、投げられるのに、なぜこの大事なときに投げられないのか、その辺は客観的に見ているところがありましたので、中に入って直接その選手たちと話をする機会が持てますから、原因を究明していきながら結果を残せるように、そして一球でも多く勝負ができるボールを増やしていく。そういったところを常に頭に置いて、話をしていきたい、求めていきたいと思います。

記者:投手陣の中で軸として考えている選手はいますか。

与田:やはりしっかり成績を残せるという意味では則本がエースという形。そして松井裕樹君が今年はまだ若いのにクローザーとして素晴らしい成績を残しましたが、来年のことに関しては、梨田監督とともに骨組みというものは再検討していく必要があると思いますし、ポジショニングも考えていかなければいけないところもあると思います。そこは秋のキャンプを見ていきながら、私はどちらかというと白紙の状態で選手を見ていくことができますので、先入観なく、しっかり見ていきながら、感じていきたいと思っています。

記者:池山コーチにお聞きします。楽天打撃陣の印象と評価・課題はどのように感じていらっしゃいますか。

池山:もちろん、打つだけじゃなく、野球は8割以上、ピッチャーやバッテリーが占めていると思いますし、0点に抑えてくれたら負けることはありません。ただ、最下位にいるということは、得点能力も低いですし、打率も低かったということが一番の原因としてあるので、四球、盗塁は他の球団に引けをとらない数字は残していますが、やはり一発を含めたところを星野さんに任されましたので、じっくり見据えて頑張っていきたいと思います。

記者:どんなバッターを育てていきたいですか。

池山:自分自身もボールを遠くに飛ばすということを経験し、また指導者としてもいろいろなホームラン打者も出てくれました。ボールを遠くに飛ばすという指導は、自分なりに誇れるところ、自信を持っているところでありますので、そういう選手作りも含めてやっていきたいと思います。

記者:チーム再建を託されたお二人ですが、来シーズンの目標、意気込みをお聞かせください。

与田:ピッチャーが打たれたら、必ず打てるバッターをたくさん育ててくれると思います(笑)。僕とイケ(池山コーチ)は同い年で、足せば間もなく100歳になります。二人で戦いながら経験してきたことがありますので、そういったことをいまの選手に伝えていきたいと思いますし、覚悟を持ってユニフォームを着るつもりですので、選手たちにも、来年同じメンバーが同じ場所に集まることはあり得ない訳ですから、そういったこともしっかりと伝えていきながら、梨田監督の下、我々が精一杯できることをやって、とにかく勝てる集団を作るために必死になっていきたいと思います。

池山:もちろん日本一です。そのためには打つだけではなく、投げる、守るという総合的な部分になりますが、みんなで鍛えながら、力を合わせて、日本一に向かって頑張りたいと思いますし、できるだけ星野さんに怒鳴られないように頑張りたいと思います(笑)。

記者:お二人は背番号は何番になりましたでしょうか? 選んだ理由もお聞かせください。

与田:僕は「92」番になりました。これはWBCのときに付けさせてもらった番号なんですが、現役時代、ドラゴンズにお世話になったときは「29」番でしたので、「2」と「9」を付けさせてもらえばということで。さすがに「29」番は選手が付ける番号ですので、「92」番を選びました。

池山:以前(前回の楽天コーチ時代)は「77」番を付けさせていただいていたのですが、名将・星野監督が付けられて日本一にもなられておりますので、それを目指し、またそれを超えるようなコーチにもなりたいですし、その上の「88」番にさせてもらいました。

記者:仙台・東北の印象、ファンへのメッセージをお願いします。

与田:いまの仕事で仙台に来たとき、まだ球団ができたばかりの頃から見させていただきましたけれど、決してお世辞を言う訳ではなく、本当に球団の関係者の方は走り回って、汗をかきながらファンサービスをしていた印象がいまでも強く残っています。震災後もそうでしたし、そういった意味では、皆で球団を作り、その球団を多くのファンが応援して。もちろん叱咤激励も必要ですが。皆で作り上げてきたという東北の気質も感じますので、その中に入っていくのは光栄です。まだ住んだことはないのですが、住まれた方にお伺いすると、皆さん『住みやすい』とおっしゃられるので、楽しみに来た訳ではないのですが、そういう環境にも非常に感謝しております。

池山:以前の4年間はお世話になりっぱなしで、スタッフも球場も、応援してくれる皆さんもそうですが、温かい声援を送ってもらった印象しかありません。またその熱い声援を来年に多く欲しいと思います。そしてファンの皆さんと日本一を勝ち取れるように、一戦一戦頑張っていけたらなと思います。

与田 剛 一軍投手コーチ プロフィール

氏名
与田 剛(よだ つよし)
生年月日
1965年12月4日生(49歳)
出身地
千葉県
投打
右投右打
球歴(現役)
木更津中央高校
亜細亜大学
NTT東京(1989年:ドラフト1位)
中日ドラゴンズ[1990~96年]
千葉ロッテマリーンズ[1996~97年]
日本ハムファイターズ[1998~99年]
阪神タイガース[2000年]

池山 隆寛 一軍打撃コーチ プロフィール

氏名
池山 隆寛(いけやま たかひろ)
生年月日
1965年12月17日生(49歳)
出身地
兵庫県
投打
右投右打
球歴(現役)
尼崎市立尼崎高校(1983年:ドラフト2位)
ヤクルトスワローズ[1984~2002年]
球歴(コーチ歴)
東北楽天ゴールデンイーグルス[2006~09年]
東京ヤクルトスワローズ[2011~15年]

チーム一覧へ戻る
  1. トップ
  2. ニュース一覧
  3. 与田コーチ・池山コーチ 就任会見