試合情報

楽天イーグルスは完封リレーでホークスを降し、連敗を2で止めた。

楽天は初回、鉄平のタイムリーで先制。5回には1死2塁から嶋のタイムリーツーベースで加点。その後も、セギノールの2ラン、鉄平の2点タイムリーと攻撃の手を緩めず、着実にリードを広げた。

先発の岩隈は毎回走者を許すも、打たせて取る投球で凡打の山を築く。7回無死1･2塁のピンチも後続を断ち、無失点で後続の投手にバトンタッチ。2番手・川岸も2イニングを無難に切り抜け、楽天がそのまま逃げ切った。岩隈は2年連続2ケタ勝利に王手。

■鉄平選手　ヒーローインタビュー
記者：見事な先制タイムリーでした。あの場面を振り返っていかがでしょうか？
鉄平：あまりデータが揃っていないピッチャーだったので、何が来るのかなぁ～と待っていたら、インコースにカットボールだったんですけど……。タイミングがずれて困ったことになったんですが、苦し紛れに打ったらいいところに飛んでくれました。

記者：詰まった当たりでもヒットになってしまうのが、いまの鉄平選手の調子の良さを表していると思うのですが？
鉄平：狙ってああいうのを打ってます！　と言いたいところですが（笑）、狙ってはなかなかできないのでたまたまです。

記者：そして、7回には2点タイムリー。感触は？
鉄平：ここで走者2人を還すことが出来たら、多分大丈夫だろうと思って打席に入ったのですが、強い気持ちで打てました。

記者：先日連続試合ヒットは途切れましたが、きょう再び3安打猛打賞。個人記録でも3割4分ちょうど。まだファイターズの試合が行われていますが、現時点で、再び鉄平選手が首位打者です！（場内大歓声）
鉄平：非常に居心地の悪いところですが（笑）、シーズン終わってそう言われるように頑張りたいと思います。

■嶋基宏選手　ヒーローインタビュー
記者：今シーズン初めてスタメンとして、岩隈投手のボールを受けました。どんな気持ちで試合に臨んだのでしょうか？
嶋：迷惑はかけられませんので、すごく緊張しました……。

記者：その言葉通り、7回無失点。ナイスリードだったと思うのですが？
嶋：岩隈さんに助けられた部分もすごくありましたので、もっともっと勉強して、次は完封できるように頑張りたいと思います。

記者：岩隈投手のボールを1回から受け続けて、色んな思いがあったと思うのですが、1試合が終わってどうですか？
嶋：これが世界のエースだなと思いました！
（場内大歓声）
（岩隈投手 苦笑い）

記者：貴重なタイムリーヒットも放ちました。あの追加点が非常に大きかったと思うのですが、打った瞬間いかがでした？
嶋：なんとか岩隈さんを楽に投げさせるためには1点では厳しいので、なんとかヒットを打って次に繋ごうという意識が、あの形になったと思います。

記者：チームも連敗ストップとなりました。多くのファンも詰め掛けています。メッセージをお願いします！
嶋：優勝するには、連勝しかありませんので、これからも温かい応援を宜しくお願いします！


■岩隈久志選手　ヒーローインタビュー
記者：ナイスピッチングでした！
岩隈：ありがとうございます！

記者：今日は7回無失点。振り返っていかがでしょう？
岩隈：今日は、嶋の冴え渡るリードで本当に助けてもらいました。

記者：味方打線も先制して、中押し、ダメ押しと効率的に点を取ってくれました。ベンチで見てていかがでしたか？
岩隈：本当にうれしかったですね。自分のピッチングがあまり良くなくて、毎回、毎回ランナーを出してしまいました。ゲームを作るのに何とかしなきゃ……と思っていた中で、嶋が打ってくれましたし、本当にたくさん点を取ってもらえたので、粘り強く投げられました。

記者：ランナーを出してからも、ギアを上げて、ストレートで押したり、変化球でかわしたりの自在のピッチングにも見えましたが？
岩隈：後半戦、自分自身何とかしたいという気持ちがありますので、気迫のピッチングで、気持ちで負けないように思い切って投げました。

記者：カードの頭をエースでしっかり白星。連敗も止まりました。この後の戦いに向けて、メッセージをお願いします。
岩隈：本当にまだまだ戦いは続きますし、食らいついていきたいと思っています！ 連勝目指して頑張っていきますので、これからも熱い応援宜しくお願い致します！

記者：岩隈投手が粘りのピッチングで連敗を止めました。
野村：完投してくれれば言うことなかったんだけどね。バテたそうです。福岡の仇は仙台で討ったことになるのかな？ リリーフを仰いだからなぁ。

（勝率5割まで）あと6もあるんだってね。よーく負けたね（苦笑）。

記者：連敗ストップはエースの存在が大きいですか。
野村：連敗してたっけ？

記者：日ハムに2連敗しました。
野村：・・・。相手は首位。こっちはBクラスだから。まぁ、最低でも田中と岩隈のときは、きっちり勝ちたいね。

記者：打線は理想的な展開でしたね。
野村：中押しに時間がかかったけどね。