試合情報

岩隈が自身の連敗を3で止め6勝目。楽天イーグルスは約1ヵ月半ぶりの3連勝を飾った。

楽天は3回、藤井、渡辺直の連打で、1死1･3塁とすると、西谷がスクイズを成功させ1点を先制。5回には山崎武の10号ソロ、西谷の2点タイムリーで3点を追加した。続く6回には6安打を集中し4得点。ベイスターズのエース三浦をノックアウトして試合を決めた。

先発の岩隈は、走者を背負うも要所を締めて6回無失点。粘り強く低めを突いて、連打を許さなかった。7回にも山崎武の今日2本目となるソロで加点した楽天は、4人の投手による完封リレーで快勝した。

■山崎武司選手　ヒーローインタビュー
記者：まず山崎選手、6月5日以来のホームランとなりました、1本目の感触から聞かせてください。
山崎：球場が大きいですからねえ、（入るかどうか）ヤバイなとは思いましたけど、入りましたね～ハイ。

記者：打った瞬間（ホームラン）という当たりだったと思いますが。
山崎：最近ホームランから遠ざかってますので、感触がわかりません。（場内爆笑）

記者：2本目は松家投手から打ちました。
山崎：彼は東大出身と聞きましたので、頭では負けるので、結果重視で行きたいなと思いました。
打てて良かったです、ハイ。

記者：ボールの読みもバッチリでしたね。
山崎：頭と頭の勝負をしたら負けますので（笑）、野球では勝てて嬉しかったです！

記者：これからもホームラン期待しています。
山崎：頑張ります！


■岩隈久志選手　ヒーローインタビュー
記者：1ヶ月ぶりの白星となりました。お気持ち聞かせてください。
岩隈：（大歓声に）ありがとうございます、本当に純粋に嬉しいです。

記者：6回4安打無失点という内容でした、ご自身で振り返っていかがでしょうか。
岩隈：自分のピッチングはあまりできませんでしたが、先制点を取られないようにと粘り強く投げることを心がけました。

記者：（ランナーを背負った）苦しい場面でダブルプレーにとったりと次に繋がるピッチングになったのではないでしょうか。
岩隈：ゴロで打たせてとることが出来たので、次からもそれを心がけ、もう3連敗は無いようにしたいと思います。

記者：そして今日は、岩手・宮城内陸沖地震から1年の日でした。岩隈投手は昨年も投げましたが、その部分での想いも強かったのではないでしょうか。
岩隈：そうですね、1年という月日が経ちますが皆さんも本当に元気で、僕自身も頑張ることが出来たので本当に良かったと思います。


■西谷尚徳選手　ヒーローインタビュー
記者：それでは先輩2人のインタビューを聞きまして、西谷選手にお話をうかがいたいと思います。ナイスバッティングでした！
西谷：ありがとうございます！

記者：スクイズもありましたが、3打席目のタイムリーは追い込まれてよく粘りましたよね。
西谷：ゲーム前に、コーチから「思い切りよく行くように」とのアドバイスをいただき、悔いのないよう思い切りいくことを心がけて（バッターボックスに）入りました。

記者：3年ぶりの1軍でのヒットですが、タイムリーの感想はいかがでしょうか。
西谷：やっと1本目が出て、ほっとしたいところなんですけどもチームも好調を維持していますし、またチームに貢献できるように気を引き締めて頑張りたいと思います。

記者：プロ5年目、これまで培ってきたものを発揮していってください。
西谷：（スタンドのファンに向かい）いつもありがとうございます！


記者：ホームに戻ってくるのがしばらく先になりますので、最後にファンの皆さんに一言お願いします。
岩隈：今日で（勝率）5割ですね、遠征でなんとか勝ち越して帰ってこれるよう頑張りますので待っていてください！

記者：山崎選手キメてください！
山崎：交流戦あと4試合ですが、なんとか連勝し（再び）貯金街道を進みたいと思います！

野村：（会見場に現ると、周囲を見渡し）何？　一言？

チェアー打法の爆発！　どうだ、これ？

足を使わず上体だけのバッテイングだよ。生活習慣からきているのかな？　だんだんアメリカに近づいてきている。アメリカの人は上体が強いからそういう打ち方になるんだよね。我々の時代は下半身で対抗したものだけど、最近は下半身を上手く使う選手が見当たらないね。

記者：今日は5盗塁と、足を絡めた攻撃をみせました。
野村：今日はキャンプからやってきたことが上手く出たね。（4回の走塁死となった）草野のボーンヘッドを除けば、完璧だった。

記者：5回の西谷は偽装スクイズですか？
野村：そう、あれはサイン通りだ。

記者：岩隈投手は一ヶ月振りの勝利となりました。
野村：そんな勝ってないのか・・・彼？　エースがそれでは（チームは）下降線を辿るわ。

記者：エースで3連勝を飾りました。
野村：今までの借りを取り返していかないとね。

記者：昨年の地震から1年経ち、今日は試合前に黙祷を捧げました。
野村：天国から声援を送っていただいたのかな。我々は何もできないけど、勝つことで供養になればいい。