試合情報

岩隈が今季4度目の完投勝利で19勝目をマーク。

岩隈は序盤から完璧な投球で、ファイターズ打線を6回1死まで無安打に封じる。打線もファイターズ先発･武田勝に抑えられ、中盤まで両チームゼロ行進。

終盤の7回、楽天はリック、藤井の安打などで2死1･2塁とすると、代打･高須がタイムリーを放ち、ついに先制。さらにこの回、敵失で2点目を奪った。1点差とされた8回にはセギノールの3ラン、中島のタイムリー2ベースで4点を追加し試合を決めた。

岩隈は8回に金子誠にタイムリーを許し完封を逃すも、最後まで危なげない投球で完投勝利。20勝の大台にリーチをかけた。

■高須選手　ヒーローインタビュー
記者：ナイスバッティングでした！
高須：ありがとうございます！

記者：7回で代打で登場した場面はどんな気持ちでしたか？
高須：岩隈が頑張っていたし、緊迫した試合でしたので、僕も一生懸命に打ちました！

記者：カウント2-3までいきましたが、そこまでの心理を教えてください。
高須：いいコースに決まっていたのですが、甘い球が最後にきてくれてラッキーでした。

記者：「必殺仕事人」復活と思っていいですね。
高須：プッ！（噴き出して笑ってしまう高須選手）頑張ります！！

■藤井選手　ヒーローインタビュー
記者：チームでは打ちあぐねていた武田勝投手から3安打。気合を感じました。
藤井：序盤は投手戦で岩隈が頑張っていたし、先制点が欲しかったので繋いだら、（高須選手の方を向きながら）「必殺仕事人」が出てくると思っていたので（笑）

記者：今日、岩隈投手が良かったところはどんな部分ですか？
藤井：えっ、顔！（場内爆笑）
（気を取り直して）今日は集中して投げてくれたし、全ての面でナイスピッチングをしてくれたと思います。

記者：今日で岩隈投手は19勝目ですが、格別な思いじゃないですか？
藤井：今年、（岩隈投手とバッテリーとして）受けさせてもらっていたので、いつか一緒にお立ち台に立ちたいと思っていたのですが、一回立てて嬉しいです！

記者：それではこれから岩隈投手に期待することはなんでしょう。
藤井：全てですが、まぁ20勝と言わず、21～22勝？投げる試合は全て勝って欲しいですね！

■岩隈選手　ヒーローインタビュー
記者：最後の「岩隈コール」は凄かったですね。
岩隈：凄かったですね！逆に緊張してきちゃいました（笑）

記者：今日は序盤から落ち着いていたように見えたのですが？
岩隈：今日はバランスが良かったので、相手も早打ちをしてきたので、早いカウントから打たせて取るピッチングができたと思います。

記者：そんな中でも三振を取るところは取っていたと思うのですが、狙ってましたか？
岩隈：いいところで三振も取れたと思うし、思い切ったピッチングができたと思います。

記者：20勝にリーチがかかりました。
岩隈：投げる試合は全部勝ちたいし、残り試合に全て勝てばプレーオフ（クライマックスシリーズ）が見えてくると思いますので頑張ります！（20勝は）狙っていきたいと思います！！

記者：19勝目おめでとうございます。率直な感想を聞かせて下さい。
岩隈：凄く嬉しいです。完投できましたし、投手戦を制する事もできましたし。

記者：9回続投は自分から志願したのでしょうか？
岩隈：あの展開だったので楽に投げる事ができました。

記者：完投できた要因はなんでしょうか？
岩隈：今日はバランスも良かったし、バッターも早打ちしてくれたし、その辺でリズムが出てきました。

記者：この数試合、岩隈投手がマウンドで首をかしげるようなシーンが時々ありましたが、それに対して今日はいかがでしたでしょうか？
岩隈：今日はバランスよく投げる事ができて、7、8回も乗り切れたので、そのまま9回まで行く事ができました。

記者：シーズンも終盤ですが。
岩隈：気持ちの面では変わりませんが、体が疲れてきている事は確かです。その辺はしっかりケアしながら、最後までやっていきたいと思っています。

記者：以前より「数字は気にしない」とおっしゃっていましたが、あえて聞かせて下さい(笑)
岩隈：そうですね(笑)。何とかあと一つ勝って、20勝はしたいと思っています。

記者：エースが魅せました。
野村：負けるわけにはいかん。岩隈で負けると連敗が始まる。連敗の阻止。問題は明日からだ。

記者：最後まで投げましたね。
野村：本人の希望だよ。最後まで行くってね。リリーフ陣への配慮もあるんだろう。

記者：エースが19勝です。
野村：岩隈に続く人が出てきて欲しい。故障さえなければ力のある投手だからね。

記者：ここ数試合はバランスを崩していたようですが。
野村：余計な心配ですよ。